こんにちは、cozyです!
2022年3月31日放送のテレビ東京系列『カンブリア宮殿』に “奇跡のバイヤー”と呼ばれた株式会社オフィス内田・代表取締役会長の内田勝規(うちだ かつのり)さんが出演です!
内田勝規さんは、東武百貨店時代、北海道物産展を年間売り上げ13億円をたたき出し、日本一の年間売上げを誇る物産展に成長させ、 “カリスマバイヤー”とも呼ばれています。
そんな 内田勝規さんの経歴や“奇跡のバイヤー”と呼ばれる理由について、調べてみました。
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内田勝規の経歴
出典:カラーミー
1981年 中央大学卒業後 (株)東武百貨店入社
1986年 東武百貨店 開発企画室担当にてCI担当、増床担当
1992年 (株)ガンプスインターナショナル出向
2001年 東武百貨店販売促進部 催事企画担当マネージャー
2009年 同エグゼクティブバイヤー
2010年 4月東武百貨店退職
7月株式会社オフィス内田設立
内田勝規さんは、1981年に東武百貨店に入社し、CI委員会事務局や増床プロジェクト担当や出向を経て東武百貨店販売促進部 催事企画担当マネージャー(物産担当)に就任します。
物産担当となった2001年秋、東武百貨店「北海道物産展」では約4億円を売り上げ(前年比1億5千万円)、その手腕を遺憾なく発揮されています。
さらに2004年には年間売り上げで日本一(約13億円)を達成され、「北海道物産展といえば東武」といわれるまでに育て上げ、カリスマバイヤーと呼ばれるようになりました。
2009年には東武百貨店のエグゼクティブバイヤーに就任されますが、翌年の2010年に東武百貨店を退社しています。
その後、地域のために共に考え、地域を元気にすることを趣旨として株式会社オフィス内田を設立しています。
現在は日本全国、海外での物産展、企画プロデュースを手掛けています。
内田勝規が奇跡のバイヤーと呼ばれる理由は?
出典:エキサイトニュース
内田勝規さんはどうして “奇跡のバイヤー”と呼ばれるようになったのでしょうか?
そこには内田勝規さんの信条や売れる仕掛けがありました。
「非日常」を求める消費者の期待に応える!
内田勝規さんは消費者目線で考えることが重要だいいます。
百貨店とスーパーなどとの違いについて、商品よりも、 買いに来るお客様の目的や意識に違いがあるそうです。
スーパーのは「日常的な物」を買い求めにきますが、デイリーの買い物とは違う「非日常的な物」を買い求めに百貨店を訪れます。そのような消費者の期待をしっかり受け止め 「百貨店らしさ」を打ち出すことで消費者の購買意欲を高めることが重要です。
出典:バイヤーズ・ガイド
その例として、2011年の北海道物産展で販売した 1個1万2000円の「本格ステーキ弁当」という商品があります。
2011年は東日本大震災後ということもあり、百貨店業界全体の売上が落ち込んでいる時期でした。
「お客さんの数は減っているけれど、売上を確保するには単価を上げるしかない」
「本当に良いものであれば、値段が高くても欲しいと思ってくれる人はいるはず」
そう考えて販売に踏み切ったところ、飛ぶように売れたといいます。
業界全体的に苦しい状況ではありましたが、他店には真似できない、東武百貨店の北海道物産展だからこその商品を作り出したことで、多くの消費者に求められたようですね!
この商品はのちに、東武百貨店の北海道物産展には欠かせない定番商品となっているようです♪
現地に足を運んで商品を選ぶ!
やはり、現地に足を運んで自分の目で商品を確かめることはバイヤーにとってはとても重要なことのようです。
常に消費者目線で考え、「自分が欲しい、家族が欲しい、お客様が欲しがる」商品を探し求めます。
また消費者のニーズやトレンドも地域によって異なることもあり、現地に行かないと分からないこと、現地に行ったからこそ分かることもあるようですね。
内田勝規さんが現地に足を運ぶことを大切にするようになったエピソードがあるそうです。
それは、新潟の銘酒「八海山」の会長との出会い だそうです。
生前、八海山の会長に「新潟はなぜ酒が美味しいか知っているか?」と聞かれたことがあります。私が「わかりません」と答えると、「お前は本当に何も知らないな」と言いながらも「新潟は冬に積もる深い雪が、余計な雑菌をみんな吸収してくれるからだ」と教えてくれました。
百貨店は物を作れるわけではなく、生産者あっての商売です。生産者が良い物を作ったら、消費者にちゃんと紹介して売っていかなければ。そのためには、現地を回って生産者の気持ちを勉強させていただく。商品のことを一番よく知っているのは、その作り手。私が今も生産者を一軒一軒回っていろんなことを教えてもらうのは、こんな経験があったからです。
引用:ippin
バイヤーはただ商品を生産者から買い取って、消費者に販売するだけではなく、 生産者と消費者を繋ぐ掛橋としての存在であることをしっかり認識して商品に携わることが大切なようですね。
そういった思考でいることで、商品のアピールポイントをしっかり理解でき、また伝えることができる。それが販売へとつながっていくわけですね♪
出店者に販売力をつけてもらう!
生産者・食品メーカーの方はまず1回、自分で売ってみて欲しいですよね。物を作ったことしかない方が東京の店舗で売場に立って、“いらっしゃいませ”と声を出すのはとても大変だと思いますが、絶対にやったほうがいい。一体どんな人が自分の商品を買ってくれるのか、どうして買ってくれないのか。リアルな消費者が見られる場所、これは絶対に経験したほうがいいですね。
引用:バイヤーズ・ガイド
内田勝規さんは生産者・食品メーカーも自分の商品を自分で売ってみる経験をすることで、これまでとは違った活路を見出せると示唆されています。
その一方で…
「各出店者に販売力をつけてもらうのが大原則だが、生産者は販売のプロではない」
とも語っており、生産者がいきなり販売者になって成功するわけではないので、販売のプロを準備することも重要な仕掛けのようですね。
マネキンと呼ばれる専門の販売員 がいるそうです。
都内の百貨店を回ってマネキンをチェックし、販売力のある人を1年前から押さえているそうです!
販売員には、 “カリスマ”と呼ばれるような人もいて、どの百貨店に行ってもたった1台のケースで、1日100万円のケーキを売るすごい販売員が実際にいるようです。
やはり、こういった抜かりのない入念な準備があるからこそ、物産展を成功されることができるのですね♪
まとめ
今回は 『内田勝規(オフィス内田)が奇跡のバイヤーと呼ばれる理由は?経歴も【カンブリア宮殿】』と題して、記事を書きました。
内田勝規さんは、生産者と消費者を繋ぐ架け橋であるバイヤーとしての信条や常に消費者目線で考える売れる仕掛けを持ち合わせており、そこには“奇跡のバイヤー”と呼ばれる所以がありました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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