なぜ悪徳業者に頼る⁉︎引きこもり支援の引き出し屋とは?その料金は?

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こんにちは、cozyです!

 

みなさん、『引きこもり』と聞くと
どんなイメージを持っていますか?

小中学生など子どもや学生を
イメージする方も多いのではないでしょうか?
私もそのひとりです。

しかし、昨今ではこの『引きこもり』が
高年齢化、長期化していることが分かっています。

 

ニュースで『引き出し屋』と
いうワードを見かけました。

引きこもりの自立支援を謳う
悪質な業者
を指すようです。

私もそのワードは知っていましたが、
その実態についてはあまり知りませんでした。

そこで今回は『引き出し屋』について、
調べた内容を紹介したいと思います。

 

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引きこもりの実態

出典:https://mine.place/page/19223f5b-9244-4528-ad89-13bca24ddeb5

平成30(2018)年度の内閣府の調査で、
満40歳から満64歳までの人の
引きこもりの実態が調査されています。

これまで、平成21(2009)年度、平成27(2015)年度に
若年層(満15〜39歳)を対象とした調査が行われましたが、
その中で引きこもりが長期化している傾向がみられ、
青年期以降の実態調査を行なったようです。

引きこもりの累計数

満40歳から満64歳までのひきこもり

  • 出現率は1.45%
  • 推計数は61.3万人
出現率とは回収した調査票のうち、有効な調査票の中の引きこもりに該当する人数の割合を指す。

 

引きこもりの傾向・特徴

1.性別

男女比率は、「男性」が76.6%、「女性」が23.4%。

2.引きこもり状態になってからの期間

3~5年の者の割合が21.3%と最も高かったが、7年以上の者の割合が5割近くを占めている。

3.初めて引きこもり状態になった年齢

30歳代の者の割合が若干低かったものの、全年齢層に大きな偏りなく分布していた。

4.引きこもり状態になったきっかけ

多かった順に以下の項目がある。

  • 「退職したこと」
  • 「人間関係がうまくいかなかったこと」
  • 「病気」
  • 「職場になじめなかったこと」
  • 「就職活動がうまくいかなかったこと」

 

データをみると…

決して子どもだけのものではないし、
どの年齢であっても起こりうるもので、
とても他人事とは思えないですね。

引きこもりとなったきっかけも
仕事に関することが多いですね。

突然の不景気によるリストラや
部署異動などで場所や人の環境が
変わってしまえば
誰にでも起こりえますね。

新型コロナウイルスのパンデミックでも
企業や職種によっては失業者が増えています
から
もしかすると引きこもり増加に
拍車を掛けたかもしれませんね。

 

そして、 7年以上続いている方が
約半数
にも及んでいます。
この調査当時の方が今だに
引きこもり状態を脱していなければ
もっと割合は増えているかもしれませんね。

やはり、長期化してくることで
よりその状態を抜け出せなくなってきます
し、
引きこもっている以上、
一緒に住んでいる家族がいるので、
その家族にも精神的な負荷が
かかってくる
ことは
容易に想像できますよね。

 

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引き出し屋とは?

出典:https://ore-revival.com/2019/06/27/高額請求に暴言暴力%E3%80%82氷河期ひきこもりや家族を/

引き出し屋(ひきだしや)とは、就学や就労をしていない「引きこもり」や「ニート」の状態にある人を自宅(自室)から連れ出し、経済的かつ社会的な自立に繋げることを目的とする団体のこと
引用:Wikipedia

その実態は、引きこもりの自立支援を謳い、
家族や親族からの依頼を受けてはいますが、
拉致・監禁や就労の強要する犯罪者集団です。

引きこもり者の元へ突然現れ、
当人の了承を得ないまま自宅(自室)から連れ出し、
団体が運営する施設(寮)に入所させる
という手法をとっているようです。
本人・家族が抵抗できないような
屈強な男性が複数人
で行うケースが多いようです。
また、本人を厳しく罵ったり、
保護者に罵倒させたり、殴らせたりするケース
もあるようです。

 

この背景には、
2000年1月に発覚した新潟少女監禁事件
同年5月に発生した西鉄バスジャック事件など
加害者の男性がいずれも引きこもりの状態
にあったことが起因しています。

マスメディアによる過剰な報道により、
引きこもり問題の意識が世間で高まり、
中には 引きこもり者を「犯罪者予備軍」
として扱うメディアも現れ始めたのです。

そういった報道をされては、
引きこもり状態の子を持つ親たちは
不安が高まり、

我が子をどうにか、引きこもりから開放しなくては!

という心情になるのは当然です。

これを 悪用し始めたのが『引き出し屋』と言われる悪徳業者なのです。

 

 

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親はなぜ悪徳業者に頼ってしまう?

では、なぜ引きこもりの親は
そんな『引き出し屋』を頼ってしまうのでしょうか?

 

その一つは、内閣府の調査でも分かった
引きこもりの高年齢化と長期化だと思います。

今回のニュースでの引きこもりの方は

26歳から20年間引きこもっている男性。

その母親は80代。
自身も後先短い中、
息子がその状態のまま、
自分がいなくなってしまう
かもしれないこと
に対する不安や焦りは想像を絶するものがあるだろう。

 

また二つ目として、
世間の引きこもりに対するイメージもあると思います。

先の項目でもあったように、
引きこもり者が関わる事件がメディアで取り上げられ、

引きこもり=犯罪者予備軍

という概念が蔓延っている部分があると思います。
また、そうでなかったとしても、
そういう報道があれば、
引きこもり者を抱える親は
その報道を強く意識せざるを得ない
でしょう。

 

そして三つ目として、
行政の制度が整っていないことも挙げられると思います。

今回のニュース記事でありましたが、

市役所や保健所、家族会と、考えつく限りの場所に相談に行ったが、何も変わらないまま月日だけが過ぎた。
6年前に夫が他界して、長男と2人暮らしになった女性は、イ ンターネットで見つけた民間の自立支援業者に相談。担当者に「ひきこもりが長期化、高齢化するほど解決が難しくなる」と迫られ、契約を結んだという。
引用:Yahooニュース

行政に相談しても、解決できないのです。

また日本共産党の宮本徹議員
引き出し屋』についての質問が有名なところですが
悪徳業者が野放しにされ、インターネットで簡単に見つかり
つい頼ってしまう
のであろうと思います。

 

 

 

 

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引き出し屋に支払う料金は?

引き出し屋に対して、
いくら料金を支払ってしまうのでしょうか?

 

もちろん、悪徳な自立支援業者ばかりでなく
優良な自立支援施設もあり、その相場は

  • 20万円/月 程度(別途入寮費などあり)

と言われています。

一方、いわゆる『引き出し屋』は、

  • 1ヶ月で約60万円前後、3ヶ月で約200万円~500万円
  • 契約時に570万円を支払ったケース
  • 3ヶ月の契約終了後、さらに数百万円の延長料金を出させるケース

などがあったようです。

今回のニュースに取り上げられた方は、

最終的に1300万円

を支払っているようです。

 

藁をも縋る思いで、
いわゆる『引き出し屋』
親たちは辿り着いていますから
適切な判断ができなくなってしまうのでしょう。

そして悪徳業者の巧みな話術
暴力的な行為によって逃げられなく
なってしまうんでしょうね。

 

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まとめ

今回は被害が増えている『引き出し屋』について、紹介しました。

人の弱みに漬け込んだ犯罪行為
とても許せませんね!

また、『引きこもり』は
誰にでも起こりうるもので、
決して他人事ではないことを
肝に銘じておきたい
と思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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