なぜ、かまいたち濱家たち痛風芸人が話題？新型コロナも関係あり⁉︎

こんにちは、cozyです！

最近、芸人の中で話題となっており、新たなジャンルが形成されつつあると言う。
そうそれは…

痛風芸人

以前から痛風エピソードをテレビなどで披露芸人はいましたが、大きく流れを変えたのが『かまいたち』の濱家隆一さんと言われています。1月にYouTubeチャンネルで「かまいたち濱家が10回以上発症してきた痛風について全て話します！」と題し、その壮絶な病状を約20分に渡って力説した動画がバズったからです。この動画は 460万回以上再生され、芸能メディアが取り上げたことでさらに広まっていったようです。

さらには、芸人の中でも痛風を発症される方が増え、それをネタとしてエピソードを紹介するたびに笑いを巻き起こしているようです。

芸人の中で話題となっている痛風ですが、世間でも痛風が増えているといいます。
その裏には 新型コロナウイルスも関係しているのだとか⁉︎

今回はそんな『痛風』について記事を書いていこうと思います。

Contents

1 痛風ってどんな病気？
- 1.1 痛風の背後には『高尿酸血症』
- 1.2 実は合併症が恐い⁉︎
2 かまいたちの話題の動画
3 痛風をネタにしている芸人は？
- 3.1 どうして芸人に痛風が多い？
4 新型コロナパンデミックと痛風
5 まとめ

痛風ってどんな病気？

出典：大場内科クリニック

痛風とは、ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれる病気で、男性に多い病気です。この症状は発作的に起こることから「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2～3日は歩けないほどの痛みが続きます。その後、痛みは徐々にやわらいでいきますが、正しい診断や治療を受けずに放置していると、同じような発作が繰り返し起こり、発作を起こすたびに病態は悪化していきます。

濱家さんの最初の痛風は 膝に発症したようですね。そのほとんどは足の親指の付け根の関節に発症されますが、その他の関節でも起こり得ます。濱家さんは膝だったので、余計に痛風と思わなかったのかもしれませんね。

痛風の背後には『高尿酸血症』

高尿酸血症とは、体内でつくられる尿酸が増えすぎている状態です。尿酸は体の新陳代謝により発生する老廃物です。この尿酸の 血液中濃度が7.0mg/dlを超えた状態が高尿酸血症です。高尿酸血症は、それだけでは自覚症状はありませんが、尿酸濃度が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸は結晶化して、関節や組織にたまっていきます。関節にたまった尿酸結晶に対して免疫細胞が反応し、炎症を起こして痛風となるのです。

濱家さんは最初の発症時の 尿酸値が12.0mg/dlだったとか⁉︎とんでもない数値ですね！

まさに、大谷翔平級（笑）

実は合併症が恐い⁉︎

高尿酸血症は 糖尿病や脂質異常症、高血圧を合併しやすいことでも知られています。これらの生活習慣病は 動脈硬化の最大の危険因子でもあり、複数をあわせもつことによって狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こすことがあります。

世に「 ぜいたく病」とやゆされ、同情どころか、からかうネタにされかねない痛風ですが、実は 死に直結する病気の前段階の病気で、笑い話にばかりできない一面もあります。またその発症原因は食生活だけが原因ではないようです。食生活より遺伝子変異の影響の方が大きいことがわかってきています。また運動不足やストレスも原因とされ、「食事だけ気をつけていれば大丈夫」と思っていると痛い目を見るかもしれません。

かまいたちの話題の動画

濱家さんの痛風を発症した 原因は過剰な飲酒のようですね。

20歳から最初の発症に至るまで…

3260/3285日（およそ8年間で飲んだ日数）
生ビール20杯/日

ヤバイですね…。ならない訳がない!!!って量ですね。

本人もこの時期は「クズ中のクズの生活をしていた」とテレビ番組で話されていました。

話の内容はためになって、おもしろいのですが、ここまで話題になるとは…
共感者も多いとは思いますが、世間が『痛風』に注目しているのでしょうか？

痛風をネタにしている芸人は？

出典：Yahoo!ニュース

他にはどんな 痛風芸人がいるのでしょうか？

どうして芸人に痛風が多い？

ある若手芸人はその理由をこう説明しました。

「先輩との人脈づくりやスキルアップのために若手の時から 芸人同士で飲みに行くのは当たり前。打ち上げの飲み会もライブとセットになっています。売れれば売れるほど、舞台やテレビ出演の機会も増え、必然的に外食や飲み会の回数も増えてきます。」
引用：Yahoo!ニュース

また、ある番組プロデューサーはこう分析されています。

「不摂生や暴飲暴食以外の理由として考えられるのは ストレスの影響です。テレビ制作の現場は演者も含め、ものすごく大きなプレッシャーがかかります。また芸人さんの場合、ネタがすべったり、露出が減ると心理的にすごく大きな負荷がかかる。」
「昭和の芸人の定番ネタだった『飲む・打つ・買う』の武勇伝が昨今のコンプライアンス強化で使いづらくなったこと。借金取りに追われながらギャンブルする話や、愛人を何人も囲って妻から叱られる、といった話は視聴者からも嫌われます。こうしたなか、 自身の不摂生や暴飲暴食による痛風自慢だけは、芸人としての豪快さをアピールでき、かつ笑いにも繋がりやすい」
引用：Yahoo!ニュース

業界あるあるのようですね。

特にこの 『痛風ネタ』は今話題沸騰中のため、若手芸人はあまり恐れていないのかも⁉︎
とんでもない痛みを伴うかもしれないが、 笑いネタとしては最高ですからね。

でも病気はおそろしいもの。くれぐれも健康には気をつけていただきたいですね。

新型コロナパンデミックと痛風

出典：PRWire

実はこの 『痛風』、お笑い芸人の中だけで増えているものではありませんでした。

一般社団法人日本生活習慣病予防協会が医師を対象にしたアンケートによると、 コロナ禍の長期化で痛風や高尿酸血症患者が約5割増加傾向であるとの結果が発表されています。

このアンケートは今年の7月に実施されたもので、約半数の医師が高尿酸血症・痛風のために新たに受診する患者の増加を実感し、かつ、高尿酸血症を心血管疾患のリスクマーカーとして重視している医師が多数存在することが明らかになっています。

新型コロナウイルス感染症対策の１つとして定着したステイホーム（自粛生活）やリモートワーク（在宅勤務）の普及につれ、食生活のバランスの乱れや運動不足からくる肥満、ストレスなどが生活習慣病発症を予防する上での脅威となる可能性が指摘されています。
また「受診控え」もあり、発見が遅れ、症状が出現してから受診に至るようなケースが増えているのではないでしょうか。

つまり、 『痛風』が世間でもより身近なものになってきており、気になっていたところ、芸人さん達で面白おかしくエピソードを語る人が増え始めた。そして 需要と供給がマッチングしたことで、大きな注目を集めたようですね。