こんにちは、cozyです!
2022年3月27日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』に日本初唯一、ビル9階相当・27mの高さから飛び込むハイダイビング選手の荒田恭兵(あらた きょうへい)さんが出演です!
みなさん、 『ハイダイビング』という競技を知っていますか?
高飛び込みはオリンピック競技でもあり、ご存知の方も多いかと思います。
その高飛び込みの高さは最大で10m。
『ハイダイビング』はそれよりも高く、 ビル9階に相当する27mもの高さから飛び込む競技です!
そんなすごい競技で、世界水泳の種目になっているものの、国内での知名度は「ほぼゼロ」…
国内での知名度を上げたいと活動しているのが、日本初で、日本で唯一のハイダイビング選手である荒田恭兵さんです。
今回は、 ハイダイバー・荒田恭兵さんの経歴や過去の競技成績について、調べてみました。
同日『激レアさんを連れてきた。』に出演されるゲストの記事はこちら↓
ハイダイビングとは?
ハワイの王や戦士が勇気を示すために崖から飛び込んだことが起源とされるハイダイビング。
ハイダイビングは2013年の世界水泳選手権から新種目として競技が始まっています。競技としての歴史が浅く競技人口も少ないことからまだまだマイナー競技。
国内での知名度は「ほぼゼロ」…となっています。
競技のルールや採点方法などは飛込競技がベースになっていて、通常の高飛び込みとの違いは飛び込む高さの違いです。
通常の高飛び込みは最高でも10mの高さから飛び込みます。しかしハイダイビングはその倍以上。 男子は27m、女子は20mもの高さから飛びます!
あまりに高いため競技ができるプールがなく、競技会は港湾など十分な水深が確保できる場所(屋外)に男子27m、女子20mの飛び込み台を仮設して行われるそうです。
しかし、中国はそんなプールを作ったみたいですね!↓
プールに飛び込まないと言いながら
実は中国で27mダイビングプールが新しく建造されてもうすぐオープンする。
近い国に練習場所ができて
ワクワクする反面焦るような感覚。
選手の有無にかかわらず
真っ先に場所を整えた中国。
この差を埋めるためにどうするか。#ハイダイビング#クリフダイビング pic.twitter.com/cAtpGZMXIY— 荒田 恭兵@国内唯一のハイダイビング選手 (@KyoheiArata) December 4, 2018
ハイダイビングの特徴として 入水時のスピードが時速100kmにもなるため、 入水は足からというルールになっています。
通常の高飛び込みのように頭から入水してしまうと危険という事なんですね。しかも入水ポイント周辺にはさらなる安全のためにダイバーが3人待機しています。
ちなみに、国内の競技規則は2020年現在、制定されていないそうです。
(競技人口1人ですからね…)
ハイダイバー・荒田恭兵の経歴
この投稿をInstagramで見る
荒田恭兵さんは富山県高岡市出身で、幼い頃から剛柔流空手を習う活発な少年でした。
小学4年生の時に、飛び込み教室の案内を見て「誰もやってない。目立てる!」と思い、飛込競技を始めたそうです。
高岡市立高岡西部中学校に進学すると、空手をやめて飛込競技に専念し、その才能が開花して高岡第一高校在学時は 全国高校総合体育大会で3位の成績を残します。
そして、高校卒業後に日本体育大学体育学科に進学して飛込競技を続け、2017年、大学4年生の時に、 男子シンクロ高飛び込みで日本選手権で優勝しますが、世界大会出場の目標は叶いませんでした。
大学卒業を前に岐路に立つ荒田恭兵さん。
現役を続けて世界を目指すか、就職か…
「どっちも誰かが歩んだ道。面白くない。人と違うことがしたかった」
迷ってはいたようですが、どちらも自身の中ではピンとこなかったようですね。
そして、2016年に和歌山・白浜でハイダイビングの世界大会が開催されました。しかし、そこには日本人選手は出場していませんでした。
「誰もやってない。土俵を変えて勝負したくなった」
そう思い、高飛び込みを引退し、ハイダイビングに転向を決意したのでした。
しかし、周りからは結構反対されたそうですね。
「危ない。やらない方がいい」
それでも、荒田恭兵さんの決意は変わりませんでした。
荒田恭兵さんはハイダイビングに転向しましたが、日本にはハイダイビング選手はおろか、ハイダイビングできる施設もありません。
そこで、大学卒業後にハイダイビング選手が多くいるオーストリアに行って練習し、その実績を認められ、競技を始めて半年後の2018年11月に、 中東・ドバイで開催されたハイダイビングのワールドカップに唯一のアジア人として出場しました。
途中で脚を痛めながら2日間で計4本を飛び切りましたが…
結果は 25人中25位の最下位
代表としてアラブ首長国連邦にて
ワールドカップに出場してきました。
試合に初めて出場するのは自分くらいで
上は世界ランク1位が出場している。
試合を完遂するので精一杯だったし
側から見たら競い合うというレベルですらなかった。
でも他国の選手みんなが祝福してくれて
最高の門出でした。 pic.twitter.com/3LSGHClCCw— 荒田 恭兵@国内唯一のハイダイビング選手 (@KyoheiArata) November 15, 2018
その後、コロナ禍で国際大会に出場することができなくなり、現在は地元・富山の高岡総合プールで勤務しながら、練習や後進の指導をされているそうです。
ハイダイバー・荒田恭兵の競技成績
荒田恭兵さんの競技成績はこちら↓
2013 | 全国高校総合体育大会 高飛込 3位 |
ジュニアオリンピックカップ 高飛込 3位 | |
国民体育大会 飛板飛込 5位 | |
国民体育大会 高飛込 5位 | |
2016 | 室内選抜飛込競技大会 シンクロ高飛込 2位 |
室内選抜飛込競技大会 高飛込 8位 | |
日本選手権大会 シンクロ高飛込 2位 | |
飛込国際大会派遣選手選考会 MIXシンクロ高飛込 2位 | |
2017 | 日本学生選手権 高飛込 4位 |
国民体育大会 高飛込 3位 | |
日本選手権大会 シンクロ高飛込 1位 | |
2018 | FINAハイダイビングワールドカップ 25位 |
次の目標は、福岡での世界水泳だそうです。
出場は叶いませんでしたが、新型コロナの影響で5月の開催予定が来年7月に延期されたため、再び選考のチャンスが巡ってくる可能性もありますし、開催国の選手としてデモンストレーションをさせてもらえる可能性もあるようです。
「国内にも選手がいることをアピールしたい」
荒田恭兵さんは競技を行うだけでなく、日本での『ハイダイビング』の知名度を上げることも、日本唯一のハイダイバーとして使命感を持って活動されています。
まとめ
今回は 『荒田恭兵は日本初唯一のハイダイビング選手!経歴や過去の競技成績は?【激レアさん】』と題して、記事を書きました。
荒田恭兵さんは日本では誰もやっていない 『ハイダイビング』に挑み続ける挑戦者でした。
日本では競技環境が乏しく、コロナ禍の影響もあり大会が行われないため実績はあまり残せていませんが、競技知名度向上のため荒田恭兵さんは奮闘し続けています!
同日『激レアさんを連れてきた。』に出演されるゲストの記事はこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメント