こんにちは、cozyです!
衝撃的なニュースが入ってきました!
バレーボール男子日本代表で東京五輪に出場した 藤井直伸さん(東レアローズ)が胃がんであることが分かりました。
以前から目の不調があり、病院で検査を受けたところ発覚したようで、現役のスポーツ選手がまさかの診断を受けました。
自身のInstagramで胃がんと診断を受けた件を公表され、闘病に対して前向きなコメントをされており、精神的に落ち込んでいるようではなく一安心ではありますが、 実際のところ競技復帰はできるのしょうか?
今回は、 バレーボール男子日本代表・藤井直伸さんが競技復帰できるのか、また 他にがんと闘病されているアスリートはいるのか、調べてみました。
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藤井直伸選手に胃がんが発覚!
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藤井直伸さんは 2022年2月27日に自身のInstagramで胃がんが発覚されたことを公表されています。
以下、全文です↓
いつも応援してくださる皆様、関係者の皆様にご報告がございます。
この度、昨年末の試合から目の不調を感じており、なかなか症状が改善されず、様々な要因を探るべく検査入院したところ、僕の体に胃癌が見つかりました。目の症状は胃癌が脳の方にも転移していることが影響しているみたいです。転移は複数ある可能性があるとのことです。
以上のことから[胃癌 ステージ4]と診断されました事をご報告いたします。
心配してくださっていた皆様、報告が遅くなってしまったこと申し訳ございません。僕も、家族も少し整理する時間が必要だったことをご理解ください。
最初に診断された時は驚き、不安、怖さ、色々な感情がありましたが、家族・チームメイトの温かい支えにより、もう前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っています!!
簡単に克服できる病気ではありませんが、僕には共に戦ってくれるかげがえのない仲間、温かく心強い家族、たくさんの応援してくださるみなさんがいます!!みんなの莫大なエネルギーを力に変えて、必ず元気になります!!
そして、様々な病気で闘っていらっしゃる方やその家族に少しでも元気・勇気・希望を与えられるように、僕自身できることを精一杯頑張りたいと思います。
バレーボールからは少し離れることにはなりますが、今回の闘病がこれからの人生にとってプラスになるように、一回り大きな人間になって帰ってきます!!
2022.2.27
藤井 直伸
追伸 現在の治療状況ですが、欠場させていただいている間に頭の放射線治療は終了いたしました。明日から抗がん剤の治療に入る予定です。強い気持ちを持って頑張ります!!応援よろしくお願いします!!
ここまでの心理状態になるまで、言葉が出てくるようになるまで相当な葛藤があったかと思います。
もう闘病・治療に向けて前向きになれるなんて、さすがトップアスリートだけあって、強靭なメンタルを持っていますよね。
ここからが大変だと思いますが、ぜひ応援したいです‼︎
胃がんステージⅣとはどんな状態?
近年、芸能人やアスリートなど、がんであることを公表される方が増え、その度にニュースなどに取り上げられるため、がんのステージ分類なども比較的一般に知れ渡ってきていますよね。
なので、今回の藤井直伸さんが 『胃がんステージⅣ』と報道されて、「かなり進行している状態なのかな?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
では、実際 『胃がんステージⅣ』とはどういう状態なのでしょうか?
胃がんのステージ決定の基となるTNM分類
胃がんのステージ決定にはTNM分類というものが用いられます。
N:領域リンパ節への転移の有無
M:遠くの臓器への転移(遠隔転移)の有無
という3つのカテゴリーの組み合わせで決まるようです。
T:がんの深さ(深達度)
がんが胃壁のどの深さまで達しているかを表します。がんが深い層にあるほど進行しています。
出典:Medical Note
N:領域リンパ節への転移の有無
周囲のリンパ節に転移しているかを表します。領域リンパ節とは胃の近くにあり、がんが転移しやすいリンパ節のことです。リンパ節への転移個数が多いほど進行していると捉えることができます。
N1:領域リンパ節への転移個数が1~2個
N2:領域リンパ節への転移個数が3~6個
N3a:領域リンパ節への転移個数が7~15個
N3b:領域リンパ節への転移個数が16個以上
M:遠くの臓器への転移(遠隔転移)の有無
領域リンパ節以外のリンパ節や胃から離れた臓器に転移しているかを表します。転移する臓器としては肝臓がもっとも多いとされています。
M1:遠隔転移がある
胃がんのステージ
胃がんのステージは、大まかにI~IVの4段階に分類されます。その中で、ステージI~IIIについてはIA~B、IIA~B、IIIA~Cに分かれるため、詳細には8段階に分類されます。
がんが深いほど、リンパ節への転移個数が多いほど進行しており、遠隔転移がある場合はがんの深さや領域リンパ節への転移の有無にかかわらずステージIVとなります。
出典:Medical Note
藤井直伸選手のステージ分類はどうなの?
藤井直伸さんは「脳転移があり、胃がんステージⅣ」と診断されたと公表されています。
上記の胃がんのステージ分類によると、他の臓器へ転移があった場合、がんの深さやリンパ節の転移の有無に関わらず、ステージⅣの診断になるようです。
藤井直伸さんの場合は、脳転移があるため、胃がんはステージⅣと診断されていますが、その他の情報がありませんので、他臓器に転移があるからその進行性はうかがえますが、 胃がんそのものの重症度や転移したがんの浸潤具合などは分かりません。
『ステージⅣ』って聞くと、「かなり進行していてまずいんじゃないの?」ってイメージありますよね。
でももしかすると、藤井直伸さんはステージⅣの診断を受けてはいますが、まだ手遅れな状態ではないかもしれません。十分治療ができる可能な状況であることが、Instagramの投稿からもうかがえますね。
藤井直伸選手は競技復帰できるの?
実際、 藤井直伸さんの競技復帰は現実的なものなのでしょうか?
先ほども書きましたが、「脳転移があり、胃がんステージⅣと診断された」という情報だけなので、がんの詳細なことは分かりません。
ですが、Instagramでもあったように、脳に転移したがんに対しての放射線治療を終えて、抗がん剤治療に入る段階であり、今後手術でがん細胞を切除できるかもしれませんし、胃がんの方も手術適応な状態なのかもしれません。
がん細胞が切除でき、身体の状態も安定してくれば、競技復帰も十分あり得るのではないでしょうか⁉︎
ただ問題はやはり…
転移は複数ある可能性があるとのことです。
転移は脳だけなのか、脳だけでも散在しているのかというところだと思います。
他の臓器にも転移があれば、治療が難しくなる可能性もありますし、
脳に散在していれば、目の症状以外もより出現するかもしれないし、例え手術が行える状態となったとしても、脳であると後遺症のリスクも高いと思われます。
また、放射線や抗がん剤などの治療による身体へのダメージも大きいでしょうから、そこから元の状態に戻すとなると並大抵の努力では済まないでしょう。
アスリートなので競技復帰のこともあるとは思いますが、命にも関わる可能性がある病気なので、まずはしっかり療養して治療に専念してほしいと思います。
少しでも良好な状態であり、無事に治療が進むことをお祈りしています。
がん診断後、競技復帰したアスリートはいるの?
がんと診断されて、競技復帰したアスリートはいるのでしょうか?
調べてみました。
プロ野球・赤松真人選手
出典:NHKスポーツ
2016年にプロ野球の広島・赤松真人さんが記者会見で 「胃がん」であることを明らかにしました。2017年に手術で胃の半分を切除しています。その後、リンパ節への転移が見つかり、抗がん剤治療などを乗り越えて2018年に2軍で実戦復帰を果たしています。2019年には1軍昇格は叶いませんでしたが2軍の公式戦に49試合出場し、盗塁を2つ決めています。そのシーズンを最後に引退され、20年から広島の2軍外野守備走塁コーチに就任しています。
プロ野球・原口文仁選手
出典:アフラック
2019年1月にはプロ野球の阪神・原口文仁さんが 「大腸がん」を患っていることを公表しています。人間ドックを受診した際に発覚し、自身のツイッターで公表しました。手術を受け、リハビリを経て5月にウエスタン・リーグで実戦復帰。6月に1軍復帰を果たしています。オールスター戦にも出場。復帰後、初ホームランを大舞台で飾っています。
競泳・池江璃花子選手
出典:東洋経済
2019年2月には競泳の池江璃花子さんが 「血液のがん」とも呼ばれる白血病を公表されています。1年にわたる闘病で同年12月の退院直後は57キロあった体重は10キロ以上落ち、寛解はしているものの免疫抑制剤など1日20錠の薬を服用する闘病生活を送られました。20年8月に実戦復帰し、東京五輪の出場権を獲得しています。
まとめ
今回は 『藤井直伸(バレー日本代表)は競技復帰できる?胃がんステージ4で脳転移』と題して、記事を書きました。
現役のスポーツ選手のがんの診断には驚きました!
藤井直伸さんは競技復帰を目指して、闘病していくことを明言されています。
大変な道のりとは思いますが、再びバレーボールをされている姿を見せて欲しいですね。
応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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